「藤三郎翁」の足跡を訪ねて19

工場を出ようとすると子どもたちが自転車で工場を見学に来ていた。
先ほどから何人かの子どもたちを見かけていたが、どこに向かっているかと思ったら、どうもこの工場を見学に来ているようだ。また、しばらく行くとまた別の子ども供たちが工場に向かっている。
C先生が子どもたちを停めて何か話している。自転車の乗り方を注意しているのか、工場の説明をしているのか、わからないがどこか微笑ましい。
また、しばらく行くとまた別の子ども供たちが工場に向かっている。次から次へと子供たちが見学に来ているのだ。
この光景を見たとき、私は羨ましいと思った。子供たち自らが自分たちの目で自分たちの郷土のルーツを学習している。そして、それに適した大きな施設がこの場にある。日本ではどうだろうか。実働の工場は近くにあっても、こんな見学はできないだろう。古いから工場は危ないので見せられないと言うところだろう。今は工場見学はたくさんできるんですよと言われるかもしれないが、自分の国の「歴史」と言えるような工場を見れるわけではないだろう。手を入れ尽くした見学用のコースではなく、ここは産業の歴史までわかる生きた資料館だ。台湾ではこれからもこの施設を大切にするだろうし、それに「藤三郎」が深く関わっていたことで、私自身ぜひ大切にしてほしいと思うのだ。出会った子供たちに「歴史」を受け継いで行ってほしいものだと思った。
「藤三郎翁」の足跡を訪ねて19

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