臨時そば会

ここは浜松市天竜川駅近くのQさん宅。突然、「そば会」をやるのですぐに来いと連絡があった。
Qさんの命令?ではやむを得ないと駆けつけると懐かしい顔。10年ぶりくらいの小田原のみなさんと浜松市内で会社を営むTさん、舘山寺のIさんなど。浜松市役所のSさんや県職員のMさんなど初めての出会いも。
聞けばTさんの農場を小田原の人達が見学した帰りだという。主自慢のそばと浜名湖産の蟹や手作り料理で心こもった夕食をいただいた。
このそば会ではそれぞれ誕生日ごとに自己紹介をするのが恒例だが、みなさんの一言ずつ実に素晴らしい。
T社長の「会社の社会貢献について、結果的に社会が本当に社会貢献をしている会社をつぶさない。」という話、震災後すぐに岩手に震災の被災者の支援に行ったSさんの話、学校給食について包丁が入った料理が無くなったMさんの話など実に面白かった。
わたしはというと「今日、突然電話がかかってきて呼び出されました。しかし、実はすぐそばの『金原明善』の生家に行っていました。この生家が新しくなっていて実にきれですので是非立ち寄ってください。小田原の人達がいらっしゃているので、遠州と二宮金次郎の話をします。金原明善の生家には『安田善次郎』『渋沢栄一』そしてわが森町出身の『鈴木藤三郎』の手紙などの資料があり明善が明治の偉人との交流があったことがわかります。そして、この人達の共通事項は『報徳』です。」
「『報徳』って何?」って質問
「『至誠・勤勉・分度・推譲』という二宮金次郎の教えです。二宮金次郎は小田原で生まれ、関東地方で多くの農村復興をしています。終焉の地が日光で、小田原と日光はそうしたご縁で今も深い交流をしています。秦野市の安居院庄七という人が神谷輿平治という人に報徳の教えを伝え、遠州地方に報徳の教えが伝えられます。東名浜松IC近くにの下石田にはその碑があります。そして、日光に報徳の教えを請いに遠州七人衆と呼ばれる人達が二宮金次郎に会いに行きます。遠州七人衆とは神谷の他に森町の人2人や掛川の人岡田氏などがいます。この後遠州地方に報徳の教えが大きく広がって、遠州地方はめざましい発展を遂げます。掛川は今も報徳の中心地の一つです。掛川では報徳の教えを元に全国初の信用金庫が生まれています。もう一つは遠州地方は多くの発明が埋めれています。藤三郎はその先駈けで、もう一人の発明王が湖西で生まれています。それが豊田佐吉です。金原明善は植林で天竜の地には行っていますが、そこで育ったのが本田宗一郎。遠州では『やらまいか』と言う言葉がありますが。その底辺には『報徳』があると僕は思います。」
そんなちょっと変わった自己紹介になった。
臨時そば会

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