なんでも鑑定団が28日放映された。
この中で注目されたのが竹中家に伝わる「とっくり」。
忠臣蔵の舞台となった吉良邸の隣家が森町を治めていた旗本「土屋主税」。この家来であったのが竹中氏であり、古文書とともに代々伝えられているものだという。討ち入りの際にこのとっくりで飲み交わしたものだという。
番組では真偽のほどはわからないとしているが、17世紀のころのものであるとし、古文書とともに70万円の鑑定がされている。当時は嘘をつけば罰せられるはずなので、まちがえない、骨董中の骨董品であり、竹中家で代々伝えられていたことがすばらしいとのこと。驚きの評価が出て自分のことのようにうれしく感じた。
実は、忠臣蔵の討ち入りの際のもう1軒のとなり「本多家」のあった福井県武生市にも同じような話が伝わっているという。
上野介を一刀のもとにしとめた武林唯七の当時使用した「兜頭巾」が本多家に伝わり、武生出身の近代医学の先覚、土肥慶蔵家に残されているという。討ち入り後、大石が隣家本多家に武林を挨拶に行かせたところ、本多家から、永く諸氏の忠節を伝えたいというと記念に品として自分の兜頭巾を置いていったとしている。
今から300年も前の話、真相はわからないが、偶然にも残されている秘話が興味深い。
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