吉良邸跡である本所松坂町公園の敷地は29.5坪と忠臣蔵の当時約2500坪もあった吉良邸に比べると86分の1の面積でした。「首洗い井戸」と呼ばれる井戸を中心に、吉良家家臣二十士の碑、吉良上野介追墓碑があり、なまこ壁の内側には数々の説明板が掲示されていました。この説明板は、詳しく描かれており、本当に丁寧です。また、園内には地元の2社の稲荷社が合祀された「松坂稲荷」も祀られていました。忠臣蔵から300年以上も経過していますが、「忠臣蔵」の物語が受け継がれるだけでなく、こうした旧跡が地域の人により守られていることは貴重だと思いました。
公園内。なまこ壁に説明板が掲示されていた
吉良上野介追墓碑