県宝山下家を見学しました。
みんなで集まってお話を聞くことができました。
この建物は、開田高原でももっとも古い家のひとつだそうで、県文化財に指定されているようです。代々の「木曽馬」大馬主の家で、江戸時代末期のものを原型のまま保存しているそうです。馬とともにこの地に生活する様式が残されている貴重な建物だそうです。
どうして山下家がここに住みついたかという話をとても興味深く聞き入りました。元禄5年頃、この開田高原の殿様が命令によって他の場所に移り住むよう命令が下ったそうです。ところがここの祖先はこの場所がいいとこの場所に残ったそうです。元禄といえば、赤穂浪士の討ち入りの頃、そんな昔からこの地に住んでいると言います。
私たちの町でも、土屋氏が森町の領主になったのが、この頃で、その土屋主税こそが赤穂浪士に出てくる隣家で高提灯を掲げる旗本です。教科書等では教えていませんが、どうもこの頃大きな幕府の体制変更があったようですね。
建物も江戸時代末期ということは、私たちの町などでも、古い建造物の多くがこの頃ですので、これもどこか共通していると思いました。
ちなみに今回の台風で被害があった森町の「
天宮神社」は元禄年間に修造されたものが今の建物です。
丁寧な説明をいただきました
現役の柱時計
母屋にある馬を飼っていた場所
勝海舟の文書も残る