高雄を出発する前に少しでも高雄市内を見てみたいとタクシーの運転手さんにお願いした。最初は、私たちが言っていることがわからないようで、日本語のわかる運転手さんと連絡を取ってくれた。私たちは、朝早くから高雄を出発する前に高雄のシンボルになっているような場所を案内してほしいと頼んでいた。運転手さんは、「愛河(アイフー)」に連れてってくれた。愛河は元々は高雄川という自然河川であったが、日本統治時代に行われた護岸工事で運河となった。水運が利用され、一時工業用水や生活用水が流れ込み汚染が激しかったが、高雄市のプロジェクトによって今はかつてのきれいな姿を取り戻して、市民自慢の憩いの場となっているそうだ。タクシーの運転手さんは自慢の川を指して笑顔でここだと案内してくれた。